2010年12月30日
クビを宣告された男たち
寒くて目が覚めました
今夜は雨のようです。
“松井帰国”
は、ニュースになります。
僕も大好きな選手ですが、こうしたニュースは、華やかな部分のほんのひと握りの事。
毎年この時期に、“クビを宣告された男たち”と言うドキュメンタリーが放送されます。
解雇されたプロ野球選手のその後を追った物語です。
今年も100人ちょっとが自由契約となり球団から解雇されました。
毎年ドラフトやトレードで選手は必然的に増えるわけで、
その分クビなってしまう選手が出るのは仕方ない事なわけで・・・。
本人の物語もありますが、家族にも大問題です。
現役平均9年の世界です。
高卒なら27、大卒でも31歳。
当然、一般社会ではまだまだ働き盛り。
家族がいれば守っていかなけらばならず、その後の人生も考えなくてはならなくなります。
プロになった人たちはその辺のことは、当然その辺の事情は分かってその世界に入ってるとは思いますが、予想外の解雇も当然あるでしょう。厳しい世界です。
どんな仕事も大変ですが、成功と挫折が顕著な世界だと思います。
12球団の合同トライアウトにチャレンジしたのは30数人。
ピッチャーは打者4人に対します。
打者は5打席チャンスがあります。
1ストライク1ボールという状況からの戦いです。
ダイエーを解雇された23歳の捕手は西武が契約。
両親は安どしていました。
同じくダイエーを解雇された打者吉川選手と投手佐藤は再契約先が見つからず引退・・・。
二人とも2人の子供がいます。
佐藤は35歳。
15歳から付き合っていた女性と結婚。
“15歳からずっと、20年も好きなんだよ”
と奥さんが子供に話していました。
佐藤本人は、
“バイトもしたことないし、僕には野球しかないから・・・”
と。
結局、古巣ジャイアンツの打撃投手を打診され、快諾。
小学生の長女が可愛い。
お父さん大好きで・・・。
トライアウトで、“パパ、ホームラン打たれちゃった”
と話したら、何も言わずに、お父さんに抱きつくんです。
・・・泣けます。
こう言ったとき、やはり子供の存在はかけがいのないものなんだなぁ・・・と感。
テニスの世界もプロで生活できる選手はごくごく僅か。
日本だと男子ではトップ5くらいではないでしょうか。
女子はもう少しいるかな。
日本で成績を残してるだけでは生活できません。
家族ができれば、好きだから、と夢を追い続けても周りは納得してくれないし、生活していけません。
プロの“引退”という時期を自分で決められる立場の人はほんの一握り。
険しい道です。
唯一の救いは、“好き”なことかなぁ。
ただの好きでは続きませんが・・・。
今のジュニアで、
“将来プロになりたい”
と言う子を2人知っています。
二人とも小学6年生。
楽しみです。
中学・高校になるとその辺は現実的。
1番極端な例でいえば、将来の中学・高校・大学・職業まで決まってる小学5年生。
職業は歯医者なんですが・・・ 家業を継ぎます。
センスある子なんですけどね。
中・高校では活躍できると思います。
目標がプロの選手でなくても、それぞれの目標を見つけて
一生懸命頑張ってる子もいます。
テニスは魅力があるスポーツだと思います。
僕自身もテニスを通して、沢山の事を学びました。
沢山の素敵な出会いもテニスのお陰だと思っています。
今までの僕の人生も、今生きていく上でもテニスは欠かせません。
それが仕事にもなってるのですから、恵まれているのだと思います。
今年は特に自分の技術に付いていろいろと考える年になりました。
ダブルスの技術においては、昔よりレベルが上がってると感じます。
一つ一つの技術に付いて、掘り下げて考えるようになったと言うことかな?
“教えていく”上で、自分の技術を向上させる“努力”は必要だと考えています。
それは、勉強であり、練習であり、試合出場だと思っています。
まだまだ・・・と思ってるうちは頑張りたいです。
いつまでそう考えていられるか・・・?
自分でも想像はつきませんが、来年は年男。
もうひと花咲かせるか・・・な?
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