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テニスコーチは憂鬱? 全日本ベテラン連続出場を目指し、自分に甘えがちなこの性格と戦いながら、レッスンと練習に励むコーチの、食生活と遠征の日記。

ふじちゃん

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10/03 22:27

楽しい? むずかしい? 責任?


 晴れ

先週の木曜日に寝違え、首の痛みに頭痛まで伴った上半身。
なかなか回復せず・・・。
これも歳のせいか・・・・・・・・・。



さて、全豪オープン。

女子の決勝はアザレンカとリー・ナになりました。

アザレンカは、昨日の準決勝中に呼吸困難になるという窮地に追い込まれた。

背中を痛めていて、それが肋骨を圧迫し・・・
という経緯だったとのこと。

治療後のゲームをブレークし見事に勝利。

たいしたもんです。


ジョコビッチvsフェレール戦はあっけなく・・・。


あのフェレールが手も足も出ませんでした。


ジョコビッチ恐るべし、です。


フェレールのミスが多いのは、結局、ジョコの完成度の前で

はそういったリスクのあるショットを打たざるを得ない状況

に追い込まれてしまっている、ということなのでしょう。


今日のマレーvsフェデラーが楽しみです。

WOWOWでは、ダブルスも放送するようなのでこちらも楽しみ。

NHKではシングルスの放送があるようですね。

錦織効果でしょうか?

テニスファンには喜ばしい限りです。




年始から生徒のワンデートーナメント準優勝がふたつありました。

優勝・・・までは行かないものの、手応えは掴んできているでしょう。

“知らない相手”と対戦する、練習するのは大切。

自分の出来ること、まだ出来ないこと・・・が明確になります。

実践での引き出しの数も分りますね。

初めての会場、緊張感、不安・・・普段とは違う環境の中

で、自分がどれだけのことが出来るか・・・?

それを知っておくことが大事なのです。


そういった環境の中で出来るパフォーマンスが、今の自分の

実力だと思います。

同じ環境、同じメンバー、同じコーチ・・・で、出来ている

プレーが自分の実力だと勘違いしていると、試合で痛い目にあいます。

試合に出続けていると気付いてくるでしょう。


普段の練習からから緊張感を持ち、

“出来ること”、

“まだ出来ないこと”

を、把握しておくこと。


“無意識に出来ること”を少しづつ増やしておくことですね。


最終的には、“自分対ボール”です。

相手に惑わされず、自分がどんなボールを打ちたいかを明

確にし、そこに焦点を当てて練習することが必要だと思いま

す。



テニスは楽しいです。

出来ないことがあるから楽しい。

思い通りのボールが打てた時、嬉しい。

打ってること自体も楽しかったり。

相手の逆を突いたり、良いスマッシュが決まったり。

接戦を勝ち抜いた時。

良いサーブが決まった時。


いろいろありますね。


思い通りにいかなかったり、試合に負けたりすると落ち込んでしまうこともありますが。

負けた試合の帰り道が一番つらいかな・・・。





教えるのも難しい。

長くやればやるほど難しい、と感じるようになってきました。


何を優先し、何を後回しにするか・・・。

その人のテニス人生を責任の一端は教えている側にあるわけで・・・。


真剣に考えると、けっこう責任重大だと思います。

子供は特に。

今後のその子のテニス人生を左右することもあるわけで・・・


グリップ一つとっても。

技術や考え方。

戦略の立て方、戦術の持って行き方。

心の持ち方・・・。


楽しさを教えることも大切。

怒ってはいけません冷や汗

本人は必至なのだから。


もっと大局的に見れば、人対人。

楽しさを知ってもらい、共有する。

仕事があり、家事があり、みんなそれぞれの人生をがんばっ

てる中、テニスは“趣味”の枠から出ることはないでしょう。

それでも、追い求める価値のあるスポーツだと僕は思っています。

自分の技術を上げていく、試合に臨む・・・そんな過程にも

たくさんの魅力が詰まっています。



先日の先輩コーチたちとのお話。

“自分の持ってる自然な形”

に近い方がいいよね?というお話。

持ち方や振り方。

人それぞれ、その人間の持ってる自然な形に近い形で。

肘や手首、ラケットを持つ手。

普段の生活の中にヒントがあると思うのですが・・・。

これは勉強していかないと。



テニスの話を出てくる“リスク”のお話。

訳すと“危険”なのですが、テニスの場合だとちょっと違い

ます。


“リスクのあるショット”は、決まれば、“快感”なショッ

トなわけで・・・。


迷った時にやりたくなってします。

なんと言っても、“決まれば快感”なわけですからねスマイル

僕もたまにやってしまいます。

ミスに繋がってしまうと。

“そこからは無理だよなぁ・・・”

と(心の中でつぶやくのですが)。


大事なのは、“リスクがある”と分ってる事。

あとは、使うタイミング。

リードしてる時にはあまり使いたくないものです。


厳しいところを狙うとき・・・。

僕は、“結果的にエースになるなら、それが理想”

だと思っています。

いきなり、人のいないところに厳しく狙うわけではなく、

あくまで、“追い込む”、“ギリギリでも触らせる”

所を狙うわけです。

と言うことは、コートの中に狙うコースがあるので、

自分からのミスは減ります。


結果的にエース、僕の好きな言葉です。



朝から長くなってしまいました。

今日は4か所で4レッスン。

ちょっと風が強そうだけど、がんばろう。
テニス | 投稿者 ふじちゃん 10:13 | コメント(0)| トラックバック(0)
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