2009年10月06日
プロテニス協会研修
憂鬱な雨が続いてます・・・。
日曜日、東京ベイ有明で行われたプロテニス協会のコンベンションでの、研修に参加してきました。
久しぶりに会うコーチもたくさんいて、楽しい時間でした。
口々に、”まだ独身?”とも
”ジュニア指導の考え方”
講師 柏井正樹(錦織圭のジュニア時代のコーチ)
柏井コーチの生い立ちから、錦織が盛田ファンドで海外に拠点を移す所までを、笑いを織り交ぜながらの2時間でした。
いろんな観点から話をされていましたが、簡単に紹介します。
ジュニア時代は、ボールセンスがあり、且つゲームセンスがあったとの事。勝負事にはこだわり、またコーチのリクエストにすぐに応えることが出来たと。
体の大きさや運動能力は秀でていたわけでは無いらしい。
また、人の先に立つタイプでもなかったと(練習でも、列の先頭に立つことはなかったらしい)
柏井コーチのレッスン方針として三つの大きなテーマがあります。
①「3R」
・Right Time ~ 正しい時に
・Right Place ~ 正しい場所へ(で)
・Righ Shot ~ 正しいショットを打つ
②「Yes」or「No」
・「Yes」の条件
1.相手の打球
自分が2つ以上の選択肢からショットを選択できる余裕がある。
2.ポジション、打点
・ストロークではサービスラインより内側より前。
・ボレーではサービスラインとネットの後ろより1/3より前
・スマッシュではサービスラインより内側。
3.体勢(バランス)
・打球の前後で、身体のバランスがキープ出来る打法が可能
・重心は止まるか、打球方向へ移動できる状況。
*ショットの選択・・・相手に「No」と言わせるショットを打
つこと。
*「Yes」の連続性・・・次のショットも「Yes」になるよう立ち回なければ、チャレンジする意味がない。
・「N0」の条件
・上記の「Yes」以外。
*ショットの選択
・相手が「No」と言わせるショットを打つこと。
*「No」の連続性
・相手のショットが「No」になれば成功。
・次のショットが「Yes」になるよう立ち回れば大成功。
・相手が「Yes」→ 自分が「No」が3回続くと負ける。
@中上級以上では、「Yes」と「No」の間に「微妙にYes」、「微妙にNo」が存在する。
分かりにくいかな?
この「Yes」、「No」をワンショットごとに言わせるらしい。
簡単に言うと、自分に余裕があり、攻撃に繋げられるなら、「Yes」
繋ぐことしか出来ない状況なら「No」
と言うことでしょうか。
相手の打球に対しての正しい判断を目的としてると思われます。
例として、全米オープンのデルポトロvsナダルの試合を挙げていました。
ナダルが「No」のボールを打つ体勢になった瞬間、デルポトロは素早く一歩前へ出て、ウィナーに繋げていたと。
③「Time Manegement」~時間の管理
・自分の時間を確保し、相手の時間を奪う。
*相手が苦しい時に、一歩前へ出て、”早いタイミング”での返球を心がけ、更に追い込む状況を作る。
この”タイム マネージメント”を、小学生高学年では浸透させてるようです。
ジュニアだけではなく、大人にも通用する考えだと思います。
下の写真は、同時期にやっていた”楽天オープン”の練習風景です。
ガスケ。
もんふぃす。 でかっ
この2人のコートは観客でいっぱいでした。
柏井氏 島根から来ました。出雲弁で話して、笑いを取ってました。
司会進行。 メガロスの統括本部長 安川氏。
彼を10年くらい前にメガロスに紹介したのは僕でした。
偉くなりました
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