2012年06月19日
欽ちゃん
横浜は、予報通りの台風の雨。
火曜日は雨に台風に・・・呪われとる
夕方からのSTと20時からのインドアレッスンも、台風の影響で中止になってしまい、豚ロースに手間をかけることに
冷蔵庫に残っていた新玉ねぎを炒める
塩こしょうして30分置いた豚肉を、まずは脂だけ1~2分焼き、その後5分ほど焼く。
お肉を出し、脂を少し残して捨て、バルサミコを投入~
塩こしょう~砂糖少々。
1度火を止め、片栗粉をまぶしたバターを投入~
先ほど炒めた玉ねぎを合わせ再び軽く炒める。
豚ロースバルサミコオニオンソース~台風に乗せて~
なかなかのソースでしたが、まだ脂がちょっと残ってた。
忘れないうちにもう1度チャレンジだな
(料理もテニスも“復習”が大事)
しかし・・・このおかずなら、炊き込みご飯より、白いご飯のほうがイイね
今は大御所と呼ばれる人も、それぞれの道で成功してる人も・・・・
当然、“初め”はあるもの。
フェデラーだって、最初から上手だったわけではないしィ。
これは欽ちゃんのお話。
(僕は名前に“欣”が付き、“よし”と読みますが、知らない人は“きん”と読みます、ね)
東洋劇場に入って3ヶ月目に、 恩人の緑川士郎先生に呼ばれてこう言われたん だ。
「あのねぇ、欽ちゃん。
3ヶ月経っても、 まったくコメディアンの感じがしてこない。
このままこの仕事をやってると、 えらいことになってしまうかも。
だからね、今のうちに、 辞めたほうがいいんじゃないかな。
はっきり言って欽ちゃんはコメディアンには向い ていないと思う」
聞きながら、 胸をぐさりと刺されるような感じがしたな。
でもね、 言われている通りなんだよ。
舞台に出ても上がってしまってセリフも言えな い。
踊りはダメ、 笑いもできないの、 ないないずくしなんだからね。
「分かりました。
自分でも無理のような気がします。
今月いっぱいで辞めることにします」
思わずそう、 口にしていたな。
先生の前から下がって、 二階の誰もいない楽屋に行き、 短い間だったけれどお世話になりましたって、 誰に言うともなく頭を下げていた。
胸の中がからっぽで、 息をするのもうまくできない。
「どうしたんだよキン坊、 何をしょげているんだ?」
ふと気付くと、 すぐ側に、 池信一師匠が立っていた。
「すいません、 辞めることになりました。
さっき、演出家の先生に、 “コメディアンには向いていないから辞めたほうが いい” って言われて、 はい分かりましたって返事しちゃったんです」
「えっ!? 3ヶ月しかやらないで、 もう結論を出したのか?
おまえ自身の気持ちはどうなんだ?
やりたいのか、 やりたくないのか?」
「できたらもうちょっと… もう少しやってみてから決めたいと思うんですけ ど…」
「そうか、 本当は、 おまえ、 まだ辞めたくないんだな?」
「…ええ…」
「よし、 ここで待ってろよ!」
師匠はそう言って、 パーッと何処かに走って行き、 5分もしないうちに戻って来て、
「キン坊、続けてろ!」
そう言って、 すぐにいなくなっちゃった。
なぜ辞めなくてもいいことになったのか、 後で緑川先生が教えてくれたな。
「おまえの師匠が来て言ったよ。
あいつは不器用で気が小さいし、 面白くもないし才能もないかもしれない。
けれど、 いまどきあんなにいい返事をする子はいない。
あの返事だけでここにおいてやってくれってな」
「はいーっ!」 っていう返事は、 高校時代のアルバイト先で身に付いたんだ。
「ラーメン一丁!」
「はいーっ」
「出前頼むよー!」
「はいーっ」
ってね。
なんでも、 一生懸命やっておくもんだね。
苦労が、 どんなところで役に立つかわからない。
師匠の話をしてくれた後、 緑川先生はこう言ってくれたんだ。
「この世界で大事なのは、 うまいへたじゃない。
おまえのようなダメな奴を、 辞めさせないでといってくれる人がいることが大 事なんだ。
一人でも応援してくれる人がいれば、 やっていける。
ずっとやってろ、 一生、辞めるんじゃないぞ!」
涙が止まらなかった。
心の底から泣けちゃったな。
【人の心に灯をともす】http://merumo.ne.jp/00564226.html より
全ての人に否定されたとしても、 たった一人、 認めてくれる人がいるだけで、 その人間は夢を捨てずに頑張ることができる。
発明王のエジソンも、 小学校では全く認められず、 ついには落第したが、 たった一人、 その母親だけが彼の才能を認め、 伸ばしてくれた。
幕末の英雄、 坂本龍馬も寺子屋では落第生で、 字もロクにかけず、 寝小便ばかりしてメソメソ泣いていたというが、 たった一人、 母親代わりの乙女姉さんがその才能を認め、 教育もしたからこそ、 歴史に名を残す風雲児となった。
欽ちゃんがコメディアンになるきっかけを与えて くれたのも、 欽ちゃんを初めて認めてくれた中学校の先生だっ たという。
どんなにダメな人間でも、 何か一ついいところがあれば、 それを認め、 誉め、 そして応援する。
年長者やリーダーが、 もっとも心掛けなければならない資質が、 これだ。
逆境や苦難のときこそ、 誰かのよき応援者でありたい。
幾つになっても褒められるのはうれしいもの。
継続の助けになります。
特に・・・子供は、親に“褒めて欲しくて”テニスをしてる子がほとんどです。
親はどうしても厳しい目で見てしまうものですが・・・。
結果がすべてではなく、その過程でいろいろなことを学んでいます。
その場その場の感情で話をするのではなく、行く末を見守ってあげたいものです。
僕も・・・だな
錦織君、ウィンブルドン出場を決めたようです。
明日以降?に、エキジビションを2戦し、本番に臨むよう。
無理してほしくないですが、やはり期待してしまう。
頑張れ~
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