2013年06月15日
第一歩
今日の梅雨の中休みでした。
夕方からのレッスンの前に、生徒の試合の応援に行ってきました。
世界を目指している小3と小6の兄弟の試合です。
二人ともリーグ戦の経験はありますが、トーナメント形式は今回が初めて。
弟は大2シードに完敗・・・。
兄は1回戦は勝利!
なかなか良いシャッターチャンスでした
弟が落とした手巻きずし。
このあと、1/3を削り取る。
生徒の応援がメインでしたが、10~14歳までのテニスを見る事が出来たので、僕にとっても勉強になりました。
弟は全国大会に出たと思われる選手に敗退。
強打は無いのですが、全体を通して力みが無く、ミスの少ないテニス。
ちょっと甘くなるとストレートへカウンターを打ってきます。
クレバーなテニスでした。
サービスとレシーブから始まり、ラリー、そしてフィニッシュ。
中間の“ラリー”が大事。
・深く打つ。
・軌道を高く。
・回転を多く。
・スライスを混ぜる。
・前後・左右への揺さぶり。
そうしたボールを送り、浅くなるのを待つ・・・
と言うのが理想なのですが、“ラリー”の質が悪いので相手に主導権が行ってしまいます。
“質の高い繋ぎ”
要は、スピンの効いたある程度、高さのあるボールでのラリー
です。
相手に攻められないボール。
相手にコートに入って打たれない・・・
この球質のラリーを安定して打てるようにしていかないと・・・。
粘りと強打。
一見相容れない、この二つの戦術を、どう自分のものにしていくか。。。
そこが肝です。
週に7日出来る環境は整いました。
あとはお互いのやる気と努力。
とりあえず、出来るとこまで頑張ろう!
と、これから一歩踏み出したジュニアと・・・
今日でスクールを終わったターボー(左)
小3からスクールに通い、受験で1年?休み、中学に入ってまたスクールに戻り、中2から4年間担当しました。
兄貴は中1から5年間指導。
情熱まじめタイプの兄とは違い、いつもちょっと引いたところで、冷静に周りを見て判断、行動する弟でした。
テニスも、自分のやるべきことをきちんと理解してプレーしていた子でした。
毎年の事ながら、スクールの卒業は寂しいものです。
今日は終わった後、1時間弱、じっくり話が出来ました。
上記の兄弟のテニスを見て、“上手ですねぇ・・・”
と。
大事な時期に接する事が出来ることは、責任も大きいですが、しあわせな事です。
しかし、始まりがあれば終わりも来ます。
一生、そのジュニアを指導することはまずないでしょう。
時間を共有できている間は、自分の出来ることをしっかりと伝えていきたいとい思います。
しかし・・・
負けて泣きながら会場を後にする子の背中を見るのは切ないです。
親御さんは、もっと・・・なんでしょうね。
子供は精いっぱいやっています。
“イライラする”
とか、
“がっかり”
とか、
“どうしてまじめにやらないの?”
などなど・・・。
僕が言われたら、家出します。
勝ったら“おめでとう”
負けたら“おつかれさま”
それで良いと思うのですが・・・。